当園では、2024年4月25日から6月2日まで小田隆「系統樹マンダラ・ワニ編」原画展を開催いたします。
「系統樹マンダラ」は、進化の系統樹の法則に従い動物を配置したものです。
ひとつの共通祖先から、現在の地球上に生きる多様な生き物への進化の繋がりを一枚の絵で表現しています。
見ているだけで楽しい、新しいサイエンティフィック・ビジュアルポスターとなっております。
系統樹マンダラ・シリーズ【ワニ編】
ワニの仲間の絵は、本ポスターのために描き下ろされました。
骨格、筋肉まで意識した細密画は魅力的で見飽きることがありません。恐竜も生きていた中生代から現在までに、ワニの仲間たちがどのように進化したかを一枚のポスターで表現しています。
裏面の解説をはじめ、種選定・系統樹作成・イラスト監修を、イリエワニ研究者の福田雄介博士とワニ研究者の飯島正也博士が担当しています。
総監修は進化生物学者の長谷川政美博士と、世界的なワニ研究者であるGrahame Webb博士です。
イラストは日本を代表する古生物復元画家の小田隆氏によるもので、今回26点を一挙に展示いたします。
◼小田隆
1969年、三重県に生まれる。
1995年、東京藝術大学美術研究科修士課程修了。油画と壁画を専攻する。
1996年、この年に恐竜の化石の組み立てに参加したことから、復元画の制作を始める。
1995年~現在、個展、グループ展を多数開催。
1998年~現在、博物館のグラフィック展示、図鑑の復元画、絵本など多数制作。幅広い古生物学者たちとの交流の中で、科学的に資料に支えられるとともに、オリジナリティに富んだ作品群を生みだしつづけている。
進化ポスター「系統樹マンダラ」シリーズ(最新作のワニ編を含む既刊7編)はすべてのイラストレーションを描いている。
京都精華大学マンガ学部マンガ学科キャラクターデザインコース教授
『うつくしい美術解剖図』(玄光社)
『クジラの進化』水口 博也 (著, 写真), 小田 隆 (イラスト), 木村 敏之 (監修)(講談社)